東京理科大・農学部・生命科学系を目指す高1・高2のための総合型選抜|理系でも必要な自己分析とキャリア設計の始め方【グン塾】

理系の総合型選抜でも自己分析が重要な理由

東京理科大や農学部・生命科学系の総合型選抜では、「理系らしい基礎学力」と同じくらい、「なぜこの分野を学びたいのか」を言語化したストーリーが重視されます。数学・理科・英語などの基礎学力に加え、「思考力・判断力・表現力」を評価する入試が増えており、単に点数が良いだけでは合格しにくくなっています。

生命科学・農学系の総合型選抜では、「なぜ農・生命なのか」「何を学び、どう活かしたいのか」を明確に語れることが合否を左右します。病気の仕組みへの興味、食料問題や環境問題への関心など、自分の経験や価値観から出てくる動機を持っているかどうかが問われているのです。

つまり、理系だからこそ、「研究テーマへの興味」「社会・環境への問題意識」「将来のキャリア」をつなぐ自己分析とキャリア設計が欠かせません。高1・高2の段階からこれを意識しておくことで、書類・面接・小論文すべてに一貫性のあるストーリーを作れるようになります。

自己分析で「理系×自分」の原点をさかのぼる

理系の総合型選抜に強い志望理由は、「成績が良いから理系」「なんとなく理科が好き」からもう一歩踏み込んだものです。ここでは、高1・高2のうちにやっておきたい自己分析のステップを整理します。

1. 理科・数学に惹かれたきっかけを言語化する

まずは、理科・数学と自分の関係を整理します。

  • いつ頃から理科・数学が好きだと感じるようになったか
  • 特に好きな単元・分野(生物・化学・物理・統計など)は何か
  • 「面白い」「不思議だ」と強く感じた実験・授業・本・動画は何か

生命科学系志望なら、例えば次のような原体験が考えられます。

  • 中学・高校の生物で、遺伝子・細胞・免疫などの仕組みに強い興味を持った
  • 生命現象を分子レベル・システムレベルで解き明かすことにワクワクした
  • 病気や環境問題のニュースを見て、「自分も研究・技術で役に立ちたい」と感じた

農学系志望なら、例えば次のようなきっかけがあります。

  • 家庭菜園・畑・自然体験などを通して、食や環境の大切さを感じた
  • 農業の現場や食品ロスの問題に触れ、「食を支える仕組み」に興味を持った

こうした原体験を言葉にしておくことが、「なぜ自分は理科・農・生命なのか」を説明する土台になります。

2. 「気になるニュース・本」を通して、自分のテーマを見つける

次に、「最近気になったニュース・記事・本」を振り返ります。例えば、

  • 新薬開発・がん治療・遺伝子治療・再生医療
  • 食料問題・環境汚染・気候変動・生物多様性
  • 感染症・公衆衛生・ワクチン・パンデミック

こうしたニュースに対して、

  • なぜそのニュースが気になったのか
  • 「すごい」で終わらず、「自分はそこで何をしたいと思ったのか」

をノートにメモしていくと、「自分が本当にこだわりたいテーマ」が少しずつ見えてきます。これが将来の研究テーマや志望学科選びの軸になります。

3. 自分の強み・弱みを「理系の学び」と結びつける

理系だからこそ大切なのが、「自分の特性」と「研究・実験のスタイル」の相性です。

  • 一つのことをコツコツ続けるのが得意 → 実験・データ解析向き
  • 仮説を立てて試すのが好き → 研究計画の立案や探究活動と相性が良い
  • チームで議論しながら進めるのが好き → 共同研究・プロジェクト型の学びに向いている

逆に、

  • 失敗するとすぐに投げ出したくなる
  • 計画を立てるのが苦手で、勉強が行き当たりばったりになりがち

といった弱みも、総合型選抜では「どう向き合い、改善しようとしているか」を語れると、成長性として評価されます。自己分析では、こうした強み・弱みを、理系の学びや研究とどう結びつけるかまで考えておくと、説得力のある自己PRになります。

キャリア設計で「学び → 社会」をつなげる

自己分析で「理系×自分の原点」が見えてきたら、次は「将来像」と大学での学びを結びます。総合型選抜では、「大学での学び → 将来のキャリア」の線が見えているかが重要です。

1. 生命科学・農学の代表的なキャリアをざっくり知る

生命科学系・農学系の卒業後の進路としては、例えば次のようなものがあります。

  • 製薬・バイオテクノロジー・医療機器関連の研究・開発
  • 食品メーカー・食品安全・品質管理・商品開発
  • 環境コンサル・環境調査・生態系保全
  • 農業関連企業・スマート農業・アグリテック
  • 公的研究機関・大学院進学・研究者の道

「この職業に絶対なりたい」と決め切る必要はありませんが、

  • 生命科学を学んで、病気の治療や予防に貢献したい
  • 農学を通じて、持続可能な食と環境の仕組みづくりに関わりたい

といったレベルの方向性は持っておくと、志望理由書が書きやすくなります。

2. 「将来のイメージ → 大学で学びたいこと」を逆算する

総合型選抜では、

「将来こういうことをしたい → そのために、この大学でこれを学びたい」

というロジックが評価されます。例えば、

  • 将来:がんなどの難治性疾患の治療法開発に関わりたい
  • 大学:分子生物学・遺伝子工学・細胞工学を専門的に学び、研究室で実験に取り組みたい
  • 将来:食料問題と環境問題の両方を視野に入れた農業技術の開発に関わりたい
  • 大学:作物学・土壌学・環境保全といった科目を学び、フィールドワークや実習を通じて現場の課題を理解したい

このように、「学びたい内容」と「将来やりたいこと」が一本の線で説明できると、総合型選抜の評価は高くなります。

3. 志望理由の骨組みをつくる

生命科学系・農学部の総合型選抜に向けては、次のような構成を意識すると良いです。

  1. 生命科学・農学に興味を持ったきっかけ(原体験)
  2. その経験を通じて抱いた問い・問題意識(例:病気の仕組み、食料問題、環境問題)
  3. 高校で取り組んできたこと(理科の探究、課題研究、読書、コンテスト参加など)
  4. 志望大学のカリキュラム・研究・特色と、自分の関心の一致点
  5. 大学での学びを、将来どのような形で社会に生かしたいか(キャリア設計)

この骨組みを高1・高2のうちから頭に入れておけば、日々の経験や活動を「志望理由の材料」として意識して集められるようになります。

高1・高2から始める理系総合型選抜の具体的ステップ

最後に、高1・高2の段階で何をしておくと、「東京理科大・農学部・生命科学系」を狙えるレベルの総合型選抜準備になるかを整理します。

高1:興味の幅を広げつつ、「メモする」習慣をつける

  • 理科(特に生物・化学・地学など)の授業・実験で「面白い」「もっと知りたい」と感じたことをノートに記録する
  • 科学ニュース・医療や環境・食に関する記事を定期的にチェックし、気になった理由を一言メモする
  • 学校の課題研究や自由研究で、興味のあるテーマを小さく試してみる

この時期は、「答えを出す」よりも「自分の興味のパターンを知る」ことが目的です。

高2:関心テーマを1〜2本に絞り、深掘りし始める

  • 「病気・医療」「環境・生態系」「食と農」「バイオテクノロジー」など、軸になりそうなテーマを1〜2つ選ぶ
  • そのテーマに関連する本・論説・大学の公開講座・オープンキャンパスなどを活用して知識を深める
  • 可能であれば、課題研究・探究活動でそのテーマに関する小さな実験や調査を行う

総合型選抜では、「基礎学力に加え、その分野への主体的な学びや活動」が重視されます。高2のうちに、1〜2テーマを深く追いかけておくと、志望理由書と活動報告に説得力が出てきます。

通年でやっておくと強いこと

  • 定期テストや模試を通して、「数学・理科の基礎」が固まっているかをチェックする
  • 自己分析ノートを作り、「原体験」「好きになった理由」「将来のイメージ」を少しずつ書き足していく
  • 「結論 → 理由 → 具体例」で話す練習を日常的に行い、面接・小論文に向けた思考習慣をつける

グン塾では、こうしたプロセスを、

  • 自己分析(理系ならではの原体験と強みの整理)
  • キャリア講座(生命・農・環境・医療などのキャリアの把握)
  • ロジカルシンキング(結論と理由を筋よくつなぐ練習)
  • 志望理由書・小論文・面接対策

という流れで一気通貫にサポートしていきます。

「理系だから、黙って勉強だけしていればいい」という時代ではありません。東京理科大や農学部・生命科学系の総合型選抜で求められるのは、「科学への興味」「社会への視点」「自分の将来像」をつなげて話せる力です。

高1・高2の今から、自分の興味をノートに残し、ニュースや本を通して「なぜそれが気になるのか」を考える習慣をつけること。それが、理系でも強い自己分析とキャリア設計につながり、総合型選抜での大きな武器になっていきます。

\ 最新情報をチェック /