【2026年度】総合型選抜(旧AO入試)はいつから準備すべき?新学年前に知るべき仕組みと対策
「総合型選抜はいつから準備すればいいのか?」2月、新学年を目前に控えたこの時期、多くの高校生や保護者の方からこの質問をいただきます。結論から言えば、総合型選抜の準備は“早すぎる”ことはありません。むしろ、早く始めた人ほど圧倒的に有利になります。
なぜなら、総合型選抜は学力試験一発勝負の入試ではないからです。
一般選抜(一般入試)が「当日の点数」で合否が決まるのに対し、総合型選抜は、
- 志望理由書
- 活動実績
- 面接
- 小論文
- プレゼンテーション
- 課題研究
など、これまでの取り組みや将来へのビジョンが評価される入試制度です。
つまり、「直前に詰め込めば何とかなる」ものではありません。
特に2026年度入試を目指す新高3・新高2の皆さんにとって、今はちょうどスタートラインに立つ絶好のタイミングです。本記事では、
- 総合型選抜の仕組み
- いつから準備すべきか
- 新学年前にやるべき具体策
を、わかりやすく解説します。
総合型選抜(旧AO入試)の仕組みとは?
そもそも総合型選抜とは?
総合型選抜は、かつて「AO入試」と呼ばれていた入試制度です。現在は名称が変更され、学力の3要素(知識・技能/思考力・判断力・表現力/主体性・多様性・協働性)を多面的に評価する仕組みへと再編されています。
一般選抜(一般入試)が「当日の筆記試験の得点」で合否が決まるのに対し、総合型選抜では次のような要素が重視されます。
- 志望理由書
- 活動報告書
- 面接
- 小論文
- プレゼンテーション
- 課題研究発表
つまり、「なぜこの大学で学びたいのか」「どんな目標を持っているのか」「これまで何をしてきたのか」を深く問われる入試です。
選考スケジュールは想像以上に早い
多くの大学では、出願が9月〜10月、合格発表が11月頃となっています。
ここで重要なのは、出願時期=準備開始時期ではないということです。
理想的な流れは次の通りです。
- 高2秋〜冬:志望分野の明確化、活動方針決定
- 高3春:志望理由の具体化、下書き開始
- 高3夏:書類完成、面接対策強化
- 高3秋:出願
つまり、高3の夏から動き始めるのでは明らかに遅いのです。
評定平均はどのくらい重要?
総合型選抜は「評定は関係ない」と誤解されがちですが、それは正しくありません。
大学によっては出願条件として評定平均を設定しています。目安としては3.8〜4.3程度が多い印象です。
もちろん、評定だけで合否が決まるわけではありません。しかし、
- 評定が高い
- 出席状況が良好
- 学校生活に積極的
といった要素は、確実にプラス評価になります。
新学年前の今は、学年末テスト対策に全力を注ぐことが、実は総合型選抜対策にも直結しているのです。
総合型選抜はいつから準備すべきか?
ここが最も重要なテーマです。
結論は明確です。理想は「高2の冬」から。本格始動は遅くとも高3の春。
なぜそこまで早く始める必要があるのでしょうか?
志望理由は一朝一夕では作れない
総合型選抜で最も重視されるのが志望理由書です。
しかし、志望理由は「その場で考えて書けるもの」ではありません。
- なぜその学部なのか
- なぜその大学なのか
- 将来どんな社会課題を解決したいのか
これらを深く掘り下げるには、自己分析と情報収集に時間が必要です。
春から考え始めた生徒と、夏に慌てて考え始めた生徒では、文章の深みがまったく違います。
活動実績は“積み重ね”が必要
よく「どんな実績があれば有利ですか?」と質問されます。
しかし大切なのは、“すごい経歴”ではありません。
- 継続して部活動に取り組んだ
- 地域ボランティアを続けた
- 探究活動を深めた
- 資格取得に挑戦した
重要なのは「なぜその活動をしたのか」を語れることです。
例えば、
× 友達に誘われたからボランティアをした
〇 福祉分野に関心があり、現場を知りたかった
この違いが、評価を大きく左右します。
活動には時間が必要です。だからこそ、今から始める意味があります。
面接力・表現力は練習量で決まる
総合型選抜では面接がほぼ必須です。
質問例は次のようなものです。
- なぜこの大学を選んだのですか?
- 高校生活で力を入れたことは?
- 将来の目標は?
これらに論理的かつ具体的に答えるには、繰り返し練習が必要です。
高3の夏から慌てて練習するよりも、春から準備している方が圧倒的に有利なのは明らかです。
新学年前にやるべき具体的対策
では、2月・3月の今、何をすべきなのでしょうか?ここからは具体策をお伝えします。
志望分野を“仮決定”する
完璧でなくて構いません。
- 教育に興味がある
- 医療系に関心がある
- 経営やビジネスに惹かれる
- 心理学を学びたい
この程度で十分です。方向性が定まるだけで、取るべき行動が見えてきます。
大学研究を始める
大学のアドミッション・ポリシー(求める学生像)を確認しましょう。
各大学は、「どんな学生に来てほしいか」を明確に示しています。
- 主体性を重視
- 課題解決力を評価
- 探究活動経験を歓迎
志望理由書は、この方針と自分の経験を結びつけて書く必要があります。
学力の土台を固める
総合型選抜を目指すからといって、学力対策を怠るのは危険です。
- 不合格の可能性がある
- 入学後の学習についていけなくなる
総合型選抜と一般選抜を“並行準備”することが、最も安全で賢い戦略です。
志望理由のタネをメモする
日常の中で、
- なぜこのニュースが気になったのか
- なぜこの体験が印象に残ったのか
をメモする習慣をつけましょう。それが、将来志望理由書の核になります。
総合型選抜の落とし穴
総合型選抜にはメリットも多いですが、注意点もあります。
「楽な入試」ではない
筆記試験が軽いから楽、というわけではありません。
- 書類作成
- 面接対策
- 小論文練習
一本勝負はリスクが高い
総合型選抜だけに絞るのは危険です。不合格の場合、一般選抜までの時間は限られています。
複数の入試方式を視野に入れて準備することが重要です。
まとめ|2026年度入試はもう始まっている
総合型選抜は、「早く動いた人」が有利になる入試です。
新学年前の今、やるべきことは明確です。
- 志望分野を決める
- 活動計画を立てる
- 学年末テストに全力を出す
- 大学研究を始める
この4つを実行するだけで、大きな差が生まれます。
「まだ大丈夫」と思っている間に、準備を始めた人との差は広がります。
2026年度入試は、もうスタートしています。
新学年を迎えるこのタイミングこそ、自分の将来と向き合う絶好の機会です。
今動き出した人が、最後に笑います。

