高1・高2から差をつける早慶・上智の総合型選抜戦略|自己分析とロジカルシンキングで「一貫したストーリー」を作る【グン塾】
早慶・上智の総合型選抜が求めるもの
高1・高2の段階から早慶・上智の総合型選抜を意識するかどうかで、「準備できること」の質と量が大きく変わります。ここでは、自己分析とロジカルシンキングを軸に、「一貫したストーリー」で勝つための考え方を整理します。
早稲田・慶應・上智の総合型選抜は、「評定が高いから」「活動実績が多いから」という理由だけでは合格できません。各大学・学部の情報を見ると、共通して次の点が重視されていることが分かります。
- 学問への本質的な関心と、その背景にある「原体験」
- 自分の関心を、大学の学びや社会の課題と結びつけて考える力
- 志望理由書・小論文・面接でブレない、一貫したメッセージ
総合型選抜は、「いろいろな書類が多い試験」ではなく、「自分のストーリーを、いろいろな形式で語る試験」です。つまり、重要なのは「ネタの数」よりも、「軸が一本通っているかどうか」です。
高3から思いつきで志望理由書を書き始めると、どうしてもその場で思いついた「それっぽい理由」や、大学パンフレットに書いてあることの言い換えに寄りがちです。一方、高1・高2から「自分の原体験・関心・将来像」を少しずつ言語化しておけば、早慶・上智レベルでも通用する「自分だけのストーリー」に育てていくことができます。
自己分析で「原体験 → 関心 → テーマ」の流れをつくる
まずは「自己分析」で、ストーリーの材料を集めます。ここでは、「原体験 → 関心 → テーマ」という流れを意識します。
1. 原体験を洗い出す:モチベーショングラフを作る
総合型選抜に強い塾やキャリア探究塾でもよく使われるのが、「モチベーショングラフ」や「ライフライン」です。
やり方の一例:
- 小学校〜現在までを横軸に取り、「楽しかった」「頑張れた」「しんどかった」「悔しかった」など、感情の上下を線で描く
- 上下が大きいところに、「なにがあったか」「だれと関わったか」「自分はどう感じたか」を書き込む
ここで重要なのは、「実績の大きさ」ではなく「心の動きの大きさ」です。たとえば、
- 文化祭でのクラス企画が、うまくいかなくて悔しかった
- SNSやニュースで見た社会問題に強い違和感を覚えた
- 本や映画の中の一言が、今も頭から離れない
こうしたエピソードの中に、「自分が大事にしている価値観」が隠れています。
2. 原体験から「関心の方向性」を見つける
書き出したエピソードを眺めながら、「共通しているキーワード」を探します。
例:
- 「ことば」「表現」「物語」に強く反応している → 文学・メディア・文化研究
- 「格差」「政治」「経済の仕組み」にモヤモヤしている → 政治経済・社会科学・国際関係
- 「人の成長」「学び方」「教育環境」に関心がある → 教育・心理・人間科学
早慶・上智の総合型選抜では、「何となく有名だから」という志望動機はすぐに見抜かれます。一方で、「自分の経験の延長線上に、その学問・学部がある」ことを説明できれば、説得力は格段に高まります。
3. 関心を「大学で扱えるテーマ」に落とし込む
次に、その関心を「大学で扱えるテーマ」に変換します。
例:
- 「SNS上での誹謗中傷に違和感」 → メディアリテラシー/情報社会/言論と自由 など
- 「地方と都会の進路格差にモヤモヤ」 → 教育格差/地域活性/地方創生 など
- 「多文化共生・移民・難民問題に関心」 → 国際関係/グローバルスタディーズ/比較文化 など
早慶・上智の総合型選抜では、「自分の関心を、学問の言葉で言い換えられるか」が重要なポイントになります。ここで、「学部のパンフレットに書いてあるキーワード」と自分の経験の接点を探していく作業が、大学研究そのものになります。
ロジカルシンキングで「一貫したストーリー」に組み立てる
素材が揃っただけでは、まだバラバラの情報です。早慶・上智レベルでは、「ネタ」ではなく「構成力」が問われます。ここで効いてくるのが、グン塾のロジカルシンキングカリキュラムです。
1. 志望理由書の基本フォーマット「5つの箱」
早慶・上智の総合型選抜の攻略情報を見ると、志望理由書の「型」はだいたい似ています。整理すると、次の5つの箱に分けて考えます。
- 原体験:どんな経験・出来事から、そのテーマに関心を持ったか
- 関心・問題意識:その経験を通して、どんな疑問・問題意識を持つようになったか
- 高校での取り組み:その関心をもって、これまでどんな学び・活動をしてきたか
- 大学での学び:その続きを、この大学・この学部でどう学びたいか
- 将来像:その学びを将来どのように社会で活かしたいか
この5つが論理的につながっていれば、「一貫したストーリー」になります。逆に、どこか1つだけ浮いていると、「とってつけた志望理由」に見えてしまいます。
2. 小論文・活動報告・面接を「一本の軸」で統一する
総合型選抜の難しさは、「志望理由書」「小論文」「面接」「活動報告」など、複数のアウトプットがあることです。しかし見方を変えると、「全部、同じテーマを別の角度から語る」だけとも言えます。
- 志望理由書:自分の経験→関心→学問→将来、というストーリーを文章で示す
- 活動報告書:その関心のもとで行ってきた探究・読書・課外活動の「証拠」を示す
- 小論文:そのテーマに関連する社会問題・課題について、自分なりの立場を論理的に述べる
- 面接:ここまでの内容を、自分の言葉で矛盾なく話せるかが試される
グン塾では、ロジカルシンキング講座を通じて、
- キーワード
- 問題意識
- 将来像
を全アウトプットでそろえる作業を行い、「どこを切っても同じ自分」が出てくる状態を目指します。
3. 日常の「思考習慣」を変える:高1・高2でやるべきこと
ロジカルシンキングは、特別な才能ではなく「習慣」です。高1・高2のうちから、次のようなトレーニングをしておくと、高3での伸びがまったく違います。
- ニュースや記事を読んだら、「要するに何が言いたいのか?」を一文でまとめる練習
- 「なぜ?」を3回くり返して、自分の好き嫌いや関心の理由を掘り下げる習慣
- 部活・行事・探究活動を、「課題→工夫→結果→学んだこと」の形で振り返る
こうした積み重ねが、小論文での「論点の整理」や面接での「分かりやすい説明」につながります。
高1・高2から始める早慶・上智総合型選抜ロードマップ
最後に、「いつ・何をしておくと差がつくのか」を、高1・高2向けにざっくり整理しておきます。
高1〜高2前半:素材集めと自己理解の徹底
- モチベーショングラフで、自分の原体験を整理する(心が動いた場面の可視化)
- 気になるニュース・本・授業のキーワードをノートにメモし、「自分の関心の方向」を探る
- 早慶・上智の学部パンフやHPを眺め、「ピンと来る学部・キーワード」をざっくり絞る
この時期のゴールは、「自分は何にモヤモヤ・ワクワクしている人間なのか」を言えるようになることです。
高2後半〜高3初め:テーマを一本化し、大学研究を深める
- 自分の関心に一番近い学部・専攻を1〜2本に絞る(例:早稲田文構+上智総合グローバルなど)
- その学部で扱っている授業・ゼミ・研究テーマを調べ、自分の関心との接点を言語化する
- 関連する探究活動・読書・プロジェクトを少数でもいいので深掘りする(広く浅くより、狭く深く)
ここでは、「原体験→関心→学問→将来」が一本の線になるよう、ノートで試行錯誤していくことが大切です。
高3:アウトプット(志望理由書・小論文・面接)への展開
- 志望理由書を「5つの箱」(原体験/関心/高校での取り組み/大学での学び/将来像)に沿って設計する
- 同じテーマで小論文の練習を重ね、「自分が語れる社会問題・論点」を固める
- 模擬面接で、「結論→理由→具体例」の話し方を体に覚えさせる
グン塾のカリキュラムでは、この全体を、
- 自己分析
- キャリア・テーマ設定
- ロジカルシンキング(論理トレーニング)
- 志望理由書・小論文
- 面接
という流れで一気通貫に仕上げていきます。
早慶・上智の総合型選抜は、「特別な人だけの入試」ではありません。ただし、「自分の過去・現在・未来を、自分の言葉と論理で語れる人」だけが、そのチャンスを掴める入試です。
高1・高2の今から、ノート一冊を「早慶・上智ストーリーノート」として使い、「原体験」「関心」「大学で学びたいこと」「将来像」を少しずつ書きためていくこと。それが、総合型選抜で一歩リードするための最初の一歩になります。

